ドリームベッドの創業は戦後間もない1950年のこと。前進である「広島第一授産場」では、戦災者や戦災孤児400名が働いており、下駄や草履の鼻緒のミシン作業や木工作業で、生活用品を製造していました。そんな折、広島に駐留していた米軍のベッドやマットレスの修理が授産場に持ち込まれます。創業者は、日本の暮らしの洋風化、欧米化の勢いを見据え、日本のライフスタイルにあった理想のベッドルームを作ろうと、『ドリームベッド』を設立しました。
創業以来、自社製造にこだわっているのは、デザインから製造まで一貫して行うことで、なにひとつ妥協しません。それがお客さんの快適につながると確信しているからです。また、イイモノは積極的に取り入れるという柔軟な精神も創業以来一貫しています。1975年に独のルフ社、1979年に米のサータ社、1981年に仏のロゼ社と技術提携。また、1980年代には自社でウォーターベッドを開発。ブームに左右されることなく品質、アフターフォローなどを徹底したことによって、もっとも品質の高いウォーターベッドとして認知されます。こうしてドリームベッドは、つねに理想のベッドルームを追及し続けてさらなる進化を続けています。
ドリームベッドが製造・販売している 『WATER WORLD』 は、国内唯一のウォーターベッドです。日本でウォーターベッドがブームになったのは1988-99年のこと。多数のメーカーがブームに便乗してウォーターベッドを量産しました。『ドリームベッド』は、このブームが到来する10年前からウォーターベッド事業部を起ち上げ、ウォーターベッドの認知を世間に広めながら、『WATER WORLD』を開発したのです。そしてこの時に、ウォーターベッドという特性を考慮して、一般の消費者に対して説明やアフターケア体制を整えました。
1994-96年になると、ウォーターベッドのブームは過ぎていきました。販売の拡大のみへ走っていったメーカーは、ウォーターベッドマーケットから撤退していきました。一方『WATER WORLD』 は品質や寝心地はもちろん、購入後のアフターサービスを大切にし続けてきました。
1999年には正規ディラー認可店制度を作り、
(1)ウォーターベッドを満足ゆくまで試すことができる
(2)詳しく説明を受けることができる
(3)充分なアフターケアを提供できる
いわばウォーターベッドのプロショップを作ります。
『WATER WORLD』 は、特許庁からアフターサービス体制の信頼を象徴する「サービスマーク」の認可を受けたり、米国から品質の高いウォーターベッドを提供し続けてきたことに対して賞が授与されています。こうした評価は、ドリームベッドが、安心して眠ることができる理想のベッドルームを追及し続けてきた結果なのです。